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映画 「ペンタゴン・ペーパーズ」で心に響いた英語のセリフ


日英通訳&英語コーチの片桐美穂子です。

映画「ペンタゴン・ペーパーズ」(原題 The Post)を観てきました。

ベトナム戦争に関して、アメリカ国防総省が作成した機密文書(ペンタゴン・ペーパーズ)の流失事件をテーマにした事実に基づくストーリー。

スピルバーグ監督にメリル・ストリープとトム・ハンクスの共演ということ、でかなり楽しみにしていましたが、期待を裏切らない名作でした。

結果はわかっているというのに、ハラハラ・ドキドキの連続でした。

これから観る方がいらっしゃると思うので、映画の内容はあまり書きませんが、この映画を観ていて、私の心に残ったセリフを3つご紹介します。他にもあるのですが、私のトップ3です。

【1】このセリフはゾクゾクするほど感動しました。あまりに感動して、映画を観ながら思わず書き留めたほどです。

映画の最後の方、判決の結果を伝える電話を受けた女性のセリフです。ブラック判事の意見としてこう言っていました。報道の役割とは何か、「報道の自由」の真髄とも言える言葉です。

The Founding Fathers gave the free press the protection it must have to fulfill its essential role in our democracy.

The press was to serve the governed, not the governors.

【2】ベン(トム・ハンクス)がケイ(メリル・ストリープ)に問いかけるこのセリフ。こんなに簡単な英語だけれど、意味は重い。ケイが決断を迫られる緊迫のシーンです。

What are you going to do, Mrs. Graham?

【3】ケイのこのセリフ。この映画はケイの成長と変化を描いた作品でもあるかと思います。

夫の死後、ワシントンポスト紙の経営者になったけれど、男性社会の中でまだ自信がないケイ。そんな彼女が経営者として覚悟を決めた決定的シーンです。メリル・ストリープの演技が圧巻。確か、こんな感じのセリフでした。最後の一言が特にいいのです。

This is no longer my father’s company. It’s no longer my husband’s company. It’s my company.

And anyone who thinks otherwise probably doesn’t belong on my board. My decision stands. And I’m going to bed.

1回観て、内容は頭に入ったので、2回めは英語表現に気をつけて観にいこうと思います。

映画を英語の教材に使いたいときは、この順番がオススメです。英語字幕があるDVDなら、「日本語字幕で内容を理解→英語字幕でわからない箇所を理解→字幕なしで理解」と3段階で観られるので、さらに効果的。

あとは自分のレベルに合った映画を選ぶことも大切です。この映画は、中、上勇者向けの教材としてよいと思います。




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