日英通訳&英語コーチの片桐美穂子です。
リーディング力を上げるために欠かせない精読と多読。
精読は、わからない単語や文法はしっかり調べて、意味を理解する読み方。それに対し、多読は、単語や文法を調べたりしないで、読み進めていく読み方。70%以上わかるくらいの難易度のものがオススメです。
リーディングは、この2種類の読み方で質と量を確保すると、伸びていきます。
隙間時間の多読にオススメの素材が、ツイッターやFacebookなどのニュースアカウント。短めの記事をたくさん流しているので、スマホで隙間時間に気になったトピックをクリックし、それを読むのです。BBC、CNN,、The Japan Times、The NewYork Times、The Economist、Gurdianなどなど、他にもたくさんあります。
これは、先日隙間時間に読んだ、The NewYork Times の記事。The NewYork TimesのFacebookページで流れていました。
オバマ元大統領が、大学生になって一人暮らしを始める長女を車で大学に送ったときの気持ちを語った、その言葉が載っていました。以下、記事からの引用です。
I dropped off Malia at college, and I was saying to Joe and Jill that it was a little bit like open-heart surgery, and I was proud that I did not cry in front of her.
長すぎてわからないときは、こういう風に切るとわかりやすくなります。区切り読み、またはスラッシュリーディングです。
I dropped off Malia at college,
僕はマリアを大学で降ろした。)
and I was saying to Joe and Jill
(それで、Joe と Jillに言ったんだ。)
that it was a little bit like open-heart surgery,
(心臓を開く手術を受けたときみたいだったと。)
and I was proud
(自分を誇りに思う。)
that I did not cry in front of her.
(娘の前で泣かなかったから。)
そして、オバマ氏の言葉はこう続きます。ユーモアのあるエピソード。
But on the way back, the Secret Service was all looking straight ahead pretending they weren’t hearing me as I sniffled and blew my nose. It was rough.
オバマ大統領が泣いているのに気づかないふりをしてくれたシークレットサービスが粋ですね。
巣立っていく子どもを思う親の気持ちは世界共通ですね。私も一人暮らしをしている大学生の息子を思い、読みながら思わずうるっとしてしまいました。
ツイッターやFacebookでニュースアカウントをいくつかフォローし、隙間時間の多読に挑戦してみてください。1日に何本読むと目標を決めておくとさらにいいですね。
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