日英通訳&英語コーチの片桐美穂子です。
英検1級合格を目指して英語コーチングを受講中のクライアントのKさん(愛知県)から、こんな質問のメールが届きました。
「2018年1月の英検1級の読解問題を読んでみたのですが、以下の文章が長すぎてどこで区切ったらよいかわかりません。メインの動詞はどれですか?」
The universe’s vast timescale means there should cetainly be civilizations that have a head start of many eons over others, and contact with such beings would inevitably result in their culture and technology coming to guide or dominate that of a less advanced civilization.
英検1級の読解問題は、1文が長い場合があります。そこに見慣れない単語が入っていると、「どこで区切ればよいのか全くわからない!」ということになりがちです。
でも、落ち着いてください。英文は構造を見極めれば、必ず読めます。知らない単語はきちんと調べる必要はありますけれどね。
文の構造を見極めるとはどういうことか?
一番シンプルな方法は、「主語はどれかをはっきりさせること」つまり、「動詞を見つけること」です。動詞の前が主語ですから、動詞がどれかわかれば、主語がどれかわかります。でも、文が長くなったり、挿入があったりすると、動詞を見失う人が多いのです。
では、上の英文でメインの動詞はどれでしょうか? 黒で示します。参考に例として、区切る箇所にスラッシュ(斜線)も入れておきます。
セッションの時に確認したところ、Kさんは、①の文で、①行目の reachesを動詞だと思ってしまい、混乱したとのこと。
読解力をつけるには、文法と単語をしっかり理解して意味を理解することが大切。最初は時間がかかりますが、このプロセスを抜かしてフィーリングで読んでいては力がつきません。自分が本当にわかるまでしっかり取り組んでください。
どうしてもわからなければ人に聞く、そして、時には、自分の理解が正しいのかを確認することが重要です。
毎日の学習で出てくる個別の質問に私が答えるもはもちろん、クライアントさんには、リーディング勉強会にも参加していただき、読解力アップの機会を提供しています。
Kさんには毎日のリーディング学習の質を上げる方法を具体的にお伝えして、私がそれを確認しながら学習を進めていきます。
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